医院ブログ

2018.04.02更新

こんにちは。京都市伏見区醍醐の長谷川歯科医院の長谷川昌史です。


以前、電話で、「歯の神経をとる処置をしたのに麻酔が切れてきてうずいて痛むんです・・・」
という相談を受けたことがあります。


歯が痛くて、歯医者に行って神経取ったのに麻酔がきれたら痛い!不安になりますよね・・

 

歯科医師は虫歯か外傷(ケガ)か何かしらの理由で歯の神経をとる処置をしますが、歯の中の神経は歯の根の先から骨の中をつたって他につながっています。

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つまり歯の中の神経だけを歯科医師はとっているんです。もう少し言えば歯の根の先で神経を引きちぎっています。

歯の周りには歯根膜という咀嚼感覚の神経がありますので、その際の炎症で、咬むと痛い・うずくなどの痛みが生じます。

麻酔の効果でしばらくは痛みはありませんが、麻酔がきれてきたら痛みます。

 

なので消炎鎮痛効果のある薬を歯の中に直接入れたり、痛み止めを内服して様子をみてもらいます。

ふつう2、3日で痛みは取れるはずです。


麻酔が切れて痛みがでてきても、当初の痛みは必ず良い方向に治っていきますので安心してくださいね。

 

ただし、虫歯を長い間放置しておいて、ご自身の判断で、痛くなっては市販の鎮痛薬でごまかしたりされていると、歯の中の神経の炎症が歯の根の先、歯の周りにまで広がり、神経をとっても痛みがなかなかおさまらないことがあります。自己判断せずにすぐに歯医者に行ってください。

 

春になりポカポカ気持ちいい季節ですね。

でも急に気温が上がったり下がったりしますので体調を崩さないようにご自愛ください( ゚∀゚ )

投稿者: 長谷川歯科医院