医院ブログ

2016.06.13更新

こんにちは。京都市伏見区醍醐の長谷川歯科医院の長谷川昌史です。

 

歯周病についてのお話です。
テレビ、雑誌などいろんなところで歯周病とか歯周ポケットとか聞いたりしますよね?
そもそも歯周病というのは口の中の細菌によって歯周ポケットが深くなり、さらにその深くなったところでも細菌が歯を支えている骨を溶かし、やがては歯が揺れて抜けるというものです。  

 

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もう少し詳しく説明すると、口の中にはたくさんの細菌がいます。ブラッシングがうまくいっていないところには歯垢・プラークとよばれる細菌の塊ができます。歯と歯茎の境目に付着すると、歯周病菌が増えます。それらの菌は主に血液中のタンパクを養分とするので体の組織内に入りこもうとします。そうすると人間の体は白血球などの防衛軍をその部位に集めます。その部位で体と細菌が戦うわけです。この状態が炎症です。歯茎は腫れ、出血しやすくなります。

 

そして細菌と防衛軍の戦いはそこに歯垢・プラークがある限り続くわけです。出血しやすくなっていて栄養が豊富、さらに歯肉は腫れているので奥の方にいれば歯ブラシで除去されにくいので細菌にとって居心地が良くなり、数も増えます。そのうち防衛軍に不利な状態となり、体側は後退します。

 

結果、歯肉は下がり、歯周ポケットができます。歯周ポケットが出来ると、炎症はさらに深く進んでいきます。そうすると歯を支えている骨が炎症から逃げようと体に吸収されていきます。
結果、歯周ポケットはさらに深くなり、骨は吸収され・・を繰り返し、やがて歯は抜けてしまいます。

 

歯周病は日本人の8割の方に認められると言われています。また、ただ歯が抜けるというわけではなく、全身疾患とも関係しています。

 

だらだらと書きましたが、今後、治療方法・全身疾患との関係なども書いていきますので

よろしくお願いします( ゚∀゚ )

 

 

 

投稿者: 長谷川歯科医院